眠っていたラズパイを起こしてZabbix入れたった その四

このブログは、大国魂(ITブログ) Advent Calendar 2018 の14日目です。

前回のおさらいと今回やること

前回は データ領域用として(その辺に転がっていた)USBフラッシュメモリをマウントして、Zabbixをパッケージでインストールするところまで実施しました。
今回はZabbixデータベースを作成から初期設定まで実施していきます。

データベースの作成

Zabbixで利用するデータベースを作成します。
当たり前なのですが、これが無いとZabbixは動いてくれません。
zabbixというデータベースとユーザーを同時に作成します。

$ sudo mysql -uroot -p
MariaDB [(none)]> create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin;
Query OK, 1 row affected (0.01 sec)
MariaDB [(none)]> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by '<zabbixユーザーのパスワード>';
Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
MariaDB [(none)]> show databases;
+--------------------+
| Database           |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql              |
| performance_schema |
| zabbix             |
+--------------------+
4 rows in set (0.00 sec)
MariaDB [(none)]> quit
Bye

データのインポート

これまでの工程で最も時間が掛かりました。ひたすら待ちます。
参考までですが、終わるまで私の環境ではおおよそ1時間半かかりました。

やっていることは何かというと、ひたすらSQLを発行し、ひたすらテーブルやインデックスやら作成してレコードを追加しています。
(そのファイル、元はテキストなのに圧縮された状態で1.3MBもあるという…。)

# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix

zabbix-server設定追加

zabbix-serverの設定ファイル /etc/zabbix/zabbix_server.conf に以下パラメーターを追加します。

DBHost=localhost
DBName=zabbix
DBUser=zabbix
DBPassword=<zabbixユーザーのパスワード>

$ sudo vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
$ egrep 'DBHost|DBName|DBUser|DBPassword' /etc/zabbix/zabbix_server.conf | grep -v '#'
DBHost=localhost
DBName=zabbix
DBUser=zabbix
DBPassword=<zabbixユーザーのパスワード>

zabbix-server起動

zabbix-serverを起動して、自動起動を有効にします。

$ sudo systemctl start zabbix-server
$ sudo systemctl enable zabbix-server

タイムゾーン設定

/etc/apache2/conf-enabled/zabbix.conf のタイムゾーンについて適切な地域を記述します。

$ sudo vi /etc/apache2/conf-enabled/zabbix.conf
$ grep 'date.timezone' /etc/apache2/conf-enabled/zabbix.conf
        php_value date.timezone Asia/Tokyo
        php_value date.timezone Asia/Tokyo

WEBコンソール初期設定〜ログイン

さて、ZabbixのWEBコンソールへアクセスして初期設定を実施します。
WEBブラウザから http://<IPアドレス>/zabbix へアクセスします。

Welcomeページが表示されます。なんかうれしいですね。
要件を満たしているかどうかを確認します。
すべて「OK」となっていればOK牧場です。
データベースインスタンスへの接続パラメータを確認されます。
ここではzabbixユーザーのパスワードを入力して次へ進みます。
データベースインスタンスへのネットワークアクセス方法を確認されますが、ローカルホストなのでそのまま次へ進みます。
設定の確認画面です。問題なければ次へ進みます。
成功するとこのような画面となります。うんうん一安心ですね。
[Finish] をクリックします。
無事にログイン画面が表示されました!

今回のまとめ

今回はzabbixのデータベースの作成から各種設定を施して、WEBコンソールのログイン画面まで辿り着くことができました。
データのインポート作業はだいぶ時間がかかりますので、予めご留意ください。
まあその間に筋トレでもして待っていれば終わると思います。
次回はWEBコンソールからログインして、実際に監視の設定を入れてみたいと思います。

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